2025年 12月期 概況

代表取締役社長

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果に支えられ、緩やかな回復基調で推移いたしました 。その一方で、米国の関税政策による影響が自動車産業を中心にみられたほか、物価上昇等による景気の下振れリスクなど、先行き不透明な状況が続きました 。

このような環境の中、SSP部門におけるハロン消火設備等の大型案件が減少したものの、消防ポンプ部門における消防ポンプ、消防車の受注及び販売が順調に推移したことを主要因に、受注高・売上高ともに前年同期比で増加いたしました。

以上の結果、受注高は10,338百万円(前年同期比10.7%増)、売上高は9,305百万円(前年同期比4.8%増)となりました。

利益面におきましては、消防ポンプ部門における売上高の増加に伴う売上総利益の増加はあったものの、SSP部門における高付加価値製品の販売減少等により、営業利益は944百万円(前年同期比2.6%減)、経常利益は営業利益の減少及び円高に伴う為替差損の計上により、945百万円(前年同期比7.2%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、在外子会社の清算結了に伴い「関係会社清算益」322百万円を計上したこと等により、1,013百万円(前年同期比19.0%増)となりました。

株主の皆様におかれましては、引き続きご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申しあげます。